コンテンツマーケティングコンサルティング
どこから始める?どう進める?コンテンツマーケティングの基礎
コンテンツマーケティングコンサルティング
「コンテンツマーケティングをそろそろ始めなければ!」
「上司にコンテンツマーケティングの導入方法について、下調べをしておけと言われたけれど…」いったい何から始めたらいいのか分からない!
そんなあなたの為に、コンテンツマーケティングを始める実践プロセスをご紹介します。
コンテンツマーケティング実践プロセスはコレだ!
ビジネスゴールの設定
コンテンツマーケティングを成功させるには、目的をはっきりさせておく必要があります。ビジネスゴールの設定です。これが無いと、優良なコンテンツには結びつきません。
一般的には、コンテンツマーケティングのビジネスゴールは、次の4つに設定されることが多いようです。
ブランド認知:
名前を覚えてもらうことがゴール。商品の名前を覚えてもらうことが商品購入決定要因の大部分を占める場合に適している。
ブランドロイヤリティ:
ユーザーにサイトのファンになってもらうことがゴール。既存顧客からの口コミを狙いたい場合に向いている。
カスタマーエデュケーション:
正しい知識を持ってもらうことがゴール。購入前の比較検討時間が長い商品を扱う場合に適している。
カスタマーエンゲージメント:
日常的なかかわりを持ってもらうことがゴール。生活者とのかかわりが重要なサービスや商品に向いている。
ペルソナの設定
さて、ビジネスゴールが明確になったら、次に考えるのはターゲットとなるユーザーを決めることです。そのユーザー分析の手法がペルソナ設定です。
ペルソナとはターゲットとなるユーザーを代表する一人の人物を詳細に明示したものであり、これによりコンテンツを誰に向けて作成すればいいのかがイメージしやすくなります。社内全体で共通の認識を持つことができるというメリットもあります。
具体的なペルソナの作り方はコチラのサイトをご覧ください。
カスタマージャーニーマップの作成
カスタマージャーニーマップとは見込み客が必要としている情報をどの媒体やフォーマットを使いどのような順序で伝達したらよいかを整理しながらマッピングしたものです。ペルソナ設定と合わせてカスタマージャーニーマップを作成することで、ペルソナの動きが可視化されて、戦略が立てやすくなります。
カスタマージャーニーマップの具体的な作成方法はコチラのサイトをご覧ください。
コンテンツマップの作成
どのようなコンテンツをどの媒体で発信していくか、戦略を立てます。カスタマージャーニーに追加するような形でマッピングしていくとわかりやすいでしょう。
企業として必ずユーザーに対し伝えたい内容がきちんと盛り込まれているか、どの段階で発信するのか、内容が偏りすぎていないかなど、検証するのにも役に立ちます。
コンテンツを配信する際はコンテンツの役割に合った媒体に適切なフォーマットで配信していくことが大切です。
バイラルなのか、動画なのか、プレスリリースやホワイトペーパーなのか、扱う商品や達成したい目標に合わせて、適切な選択を行いましょう。
CTAの設定
CAT(Call to Action)とは、「お客様に取ってもらいたい行動を呼びかける」ことです。
例えば、動画の閲覧や資料請求、ホワイトペーパーのダウロードなどが成されるように仕向けることです。
コンテンツマーケティングでは、これらをあからさまに求めることはせず、閲覧したユーザーが、自然とこちらの望む行動をとるように促すコンテンツ作りをしていく必要があります。
カスタマージャーニーマップの中で、どの段階でどのようなアクションを起こさせたいかCATを設定しておきましょう。
KPI・KGIの設定
KPI・KGIは、マーケティングの世界ではよく出てくるコトバです。
※KPI・KGIについては、こちらで詳しく説明しているので、参考にしてください。
前述のCATにつながる部分ですが、目標とする成果を具体的な数値をもって目標立てる必要があります。
例えば、資料請求○件、ダウンロード件数○件、動画視聴回数○件といった感じです。
エディトリアルカレンダーの作成
エディトリアルカレンダーとは、各コンテンツをどのようなスケジュールで配信していくかの計画書です。コンテンツマーケティングは、長期戦のマーケティング手法です。
一度コンテンツを配信したらそれで終わりではなく、コンテンツの内容および配信スケジュールそのものが戦略なのです。
短期視点の月間カレンダーや長期視点の年間カレンダーなど使い分け、最大の効果が得られるよう管理・調整していかなければなりません。
誰がやるのか?成功するコンテンツマーケティングの体制づくり!
では、このプロセスを誰が運用すれば良いのか?その運用に必要な人材について考えていきましょう。
コンテンツマーケティングの運用には最低限、以下のような担当が必要になります。
ディレクター:
コンテンツ全体の編集責任者。コンテンツの方向性、ターゲティング、クオリティの担保、人材の調整、コンテンツの最適化、予算の確保と配分、他部署との調整などを行う。
コンテンツ制作者:
実際に配信するコンテンツを作成する人。ライター、イラストレーター、カメラマン、コーダーなど、配信するコンテンツの内容によって、必要な人材も変わります。
アクセス解析担当者:
コンテンツマーケティングに対する検証を行う人で、見落としがちだがとても大事な業務。
サイトへのアクセス数や、流入経路、ユーザーの行動などのデータを分析して、計画通りの成果が得られているかの検証を行う。
期待通りの成果が出ていないときは、
コンテンツの内容や配信の仕方に問題があると考え、適宜、分析およびマーケティング戦略の修正を行うことで、失敗を減らす。
人材がいないときはどうすればいいのか
「よし、今から始めてみよう!」と思っている方は、相当ガッツのある方とお見受けします。
ほとんどの方が、「やり方は分かったけど、正直面倒くさい…」と感じたのではないでしょうか?
安心してください。それで良いのです!
すでに多くの企業がコンテンツマーケティングを活用していますが、社内で完璧にこなしている企業はごくわずか。
ほとんどの企業が、全部ないし一部を外部委託しているのです。
しかし、裏を返せば、外部委託をしてでも取り組んでいる企業がたくさんあるということです。
コンテンツマーケティングは、一度立ち上げてしまえば運用は難しいことはありませんが、ゼロからの立ち上げにはかなりのエネルギーが必要なのは事実です。
そこは、割り切ってプロに委託するのも一つの手段ではないでしょうか?特に中小企業においては、社内にITに精通した人材がいない、イラストを描ける人材がいない、といったケースも多いでしょう。
委託企業にすべてを丸投げしなくとも、社内では対応しきれない部分を手伝ってもらい、一緒に運用していくことが現実的かもしれません。
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